考えるための本(地頭力を鍛える)
今回は「地頭力を鍛える」という本を参考にしていきます。
「じあたまりょく」と読みます。
作者:細谷功
発売日:2007/12/07
考える時の参考になる本だと思います。
思考回路をどのように働かせていくか。
本は少し厚めで読みにくい部分もありましたが、本が伝えたいことは、はっきりとわかるのではないかと思います。
また、簡単に内容を把握したいという方は、マンガでわかるの方もあるのでそちらも参考にしてみたら良いと思います。
ハードカバーとマンガどちらも読みましたが、マンガの方はすんなり内容が入ってきました。
そのテーマに関して、わかりやすいに越したことはないので、専門書をガリガリ読むよりは、スラスラ読めた方が良いのかと。
ただ、専門的に知識を増やしたいのであれば、ハードカバーの方が参考になるかと思います。
では、ポイントを紹介していきます。
初めは20点型で考える
初めはアバウトに考えるということです。
最初から、徹底的に考えてしまう、完璧主義的思考を控えるということですね。
いきなり100点を目指して頑張ってしまうと、時間がかかる上に、完成が遠のいてしまうと思われます。
そのため、最初は、ざっくりと全体像を考えていきましょう。
ざっくりと考えると、ミスが多いかもしれないし...という場合は、ざっくり考える→何度も直すというように流れを変えていく方が良いですね。
最後に近づくにつれて80点型で考える
完成近くになっていったら、80点型になっていきます。
その際に、「何がわかっているのか?」ということを意識しながら取り組んでいきましょう。
フェルミ推定とは?
フェルミ推定についても書かれていて、内容はわかりやすいですが定義が曖昧だったため、Wikipediaの定義を参照します。
フェルミ推定(フェルミすいてい、英: Fermi estimate)とは、実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す。 オーダーエスティメーションや封筒裏の計算ともいわれる。(Wikipediaから引用)
つまり、数えるのが難しい対象を、短時間で計算することです。
「そんなことできるのか!すごい!」と思うかもしれませんが、フェルミ推定については、 本書では簡単に書かれているだけなので、別の本で調べる必要がありそうです。
ただ、本書では具体例を出して書いているため、内容はわかりやすいと思います。
自分を上から眺める(フレームワーク)
自分を天からの視点で眺めることによって、思考の癖に気づくことができます。
本書では、高いところから人々の動きを観察するシーンがありますが、そうすることで、広い視野で動きを見ることができるのだとわかります。
これは、自分を客観的に見るということに近いと思います。
客観的に見ることで、自分の考えの偏りをなくすということができるかもしれません。
シンプル思考
これは、いろんな本で出てきますね〜。
Appleのスティーブ・ジョブズもシンプルさをよく強調していました。
物事を単純に考える。どうしても考えていると、複雑な思考になりがちです。「あれも、これも」と色々な思考が駆け巡ります。
そのため、いかに単純化するか。
そうすることで、課題の本質が見えてくるといいます。
現代では、多くの情報が網羅する時代です。
そのため、いかにシンプルに考えるかが大切になってくる時代なのだと思います。
大事なポイント
本書では、「結論から」「全体から」「単純に」考えることが大切だと述べています。
結論から考えることで、課題を発見し、逆算思考で抽象的な行動を具体的にしていく。
そして、全体から考えることで、自分の考えの偏りをなくす。
単純に考えることは、課題の本質を知ることに繋がる。
ということでした。
大事なポイントは、問題解決をする場面で参考になるのではないかと思います。
感想
先ほども言った通り、文章的な読みにくさはあるものの、本書の要点はわかりやすい本だったと感じます。
ハードカバーとマンガの違いは、内容の深さと、わかりやすさという点です。
ハードカバーの方が内容は深いです。
マンガの方がイラストもあるので理解という点で確実にわかりやすいかと思います。
まずはマンガの方を読んでから、ハードカバーでも良いかと思います。
私はマンガ→ハードカバーでした。
ハードカバー↓
マンガ版↓
気になった方はぜひ読んでみてください〜。
ご覧いただきありがとうございました(^^)/